みなさんご存知、シェアサイクルは都市でますます人気のある移動手段です。
シェアサイクルは簡単に利用でき、環境に優しい選択肢ですが、ユーザーの安全と衛生に関する課題もあります。
特に、ヘルメットの使用に関する問題が注目されています。
本記事では、シェアサイクルのヘルメットに焦点を当てて語っていきたいと思います。
シェアサイクルの普及とヘルメットの重要性
まずそもそも自転車のヘルメット着用についてお話します。
自転車ヘルメット着用の法律
2023年4月1日からすべての自転車利用者に乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課されました。
また、2023年7月1日からは、特定小型原動機付自転車の利用者にも乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課されました(参考:国民生活センター)
特定小型原動機付自転車はLUUPなどのことだね!
努力義務とは
努力義務は、違反をした場合に罰則がつくものではありません。(参考:参議院法務局HP)
ただし、自転車事故から身を守るためにヘルメットの使用は不可欠です。
自転車利用者がヘルメットを着用することは、事故時の頭部保護に大きく寄与します。
今後、罰則がある規定に変わっていくこともあるかもしれないね。
自転車ヘルメット着用率
警察庁の2023年の調査によると、全国の自転車乗車用ヘルメットの着用率は
13.5%
という結果になっています。(参考:警察庁の自転車乗車用ヘルメット着用率調査結果(都道府県別))
シェアサイクルの利用者のヘルメット着用率
シェアサイクル利用者のヘルメット着用率について探しましたが、見つかりませんでした。
しかし、全国の自転車乗車用ヘルメットの着用率の13.5%より低いことは想像できます。
その理由はさまざまで、問題の一因となっています。
シェアサイクルヘルメットの問題点
ここではシェアサイクルでヘルメットが普及していない理由について説明していきます。
多くのシェアサイクル業者ではヘルメットの貸出をしていない
シェアサイクル業者がヘルメットの貸出をしていないことが、シェアサイクルでヘルメットの普及がおこなわれない一番の理由であると考えています
しかし、貸出をしないことにも様々な理由が想像できます。
1.衛生的な問題
シェアサイクルのヘルメットは多くの異なる人によって使用されるため、衛生面での懸念があります。
ヘルメット内部には他のユーザーの汗、髪の毛などが付着する可能性があり、利用したくないと思う方もいると思います。
2.フィットと調整の問題
ヘルメットは頭部の形状に合わせて正しくフィットさせる必要があります。
しかし、シェアサイクルでヘルメットを貸し出すとなる場合、同じサイズのヘルメットになり
調整が難しく適切なフィットを得ることが難しい、など考えられます。
様々なサイズのヘルメットを用意する、ということも費用の問題が発生します。
3.ダメージと摩耗
シェアサイクルのヘルメットは多くのユーザーによって使用されるため
通常の個人用ヘルメットよりも早く劣化し、ダメージを受ける可能性が高いです。
ヘルメットがダメージを受けている場合、その保護機能が減少し、事故時の安全性が損なわれる可能性があります。
ヘルメットのメンテナンス、大変そう
持ち運びの不便さ
シェアサイクル業者がヘルメットを貸し出していない場合、
自分のヘルメットを持ち歩くことが必要になります。
しかし、通勤、通学でシェアサイクルを使う以外、
例えば「旅先でシェアサイクリングを使いたい」といった場合にヘルメットを持ち歩くということは少ないのでないでしょうか。
手軽に使えるのがシェアサイクリングの魅力なのにね
シェアサイクルのヘルメット普及するための展望
ここでは将来のシェアサイクリングでのヘルメットの展望(願望?)について述べたいと思います。
シェアサイクリング業者のヘルメットの貸出
シェアサイクリング業者がヘルメットを貸し出さない理由について前述しましたが
やはりシェアサイクリング業者がヘルメットを貸し出すことが
一番普及につながる、と考えます。
利用前にアルコール消毒して
ヘルメットの下にインナーキャップを被れば
衛生面はある程度は許容できるのではないでしょうか。
インナーキャップならカバンの中に入れていられるね!
折りたたみヘルメット
普段からカバンに入れておくことができ、邪魔にならないサイズのヘルメットがあれば
シェアサイクルだけでなく自転車全体のヘルメット普及率につながるのではないでしょうか。
現在も、折りたたみができるヘルメットは販売されているようですが
理想はみんなが持ち歩くことに抵抗がないくらい
折りたたみ傘くらいの小ささ、軽量になれば最高なんですけど。
LUUPの折りたたみヘルメット販売開始
オリジナルデザインの折りたたみヘルメットを開発し
2024年11月15日にAmazonにて販売を開始しました!
- ヘルメットの重さは375gです
- 価格は13,800円です(2024年11月20日現在)
LUUPについては別記事で記事を書いているのでチェックしてみてください!
おわりに
今回はシェアサイクルのヘルメット問題についてお話しました。
シェアサイクル業者さんがヘルメット業者と共同して
最適なシェアヘルメットを作るなど
解決策がみつかるといいなと思っています。
あと、僕も持ち運びしやすいヘルメット探してみたいなと思います。
理想の折りたたみ傘のようにコンパクトにできてカバンに常備できるヘルメット、なんですけど。
ありますかね?
それではまた!
こちらの記事でもシェアサイクリングサービスについて紹介していますので読んでみてね!